レーザー治療
■炭酸ガスレーザー(LESAC Co2-25)
レーザーの光によって、皮膚の表面を出血させることなく削り取る(蒸散)ことで、皮膚の腫瘍や外科治療に使用します。
隆起性のホクロや老人性のイボの治療などで使用することが多いです。
皮膚・形成外科領域での主な用途は、治療の際に出血を伴う尋常性疣贅の治療や、局所に点在する脂漏性角化症の蒸散、隆起性のホクロの切除、血管拡張性肉芽腫などの各種皮膚表在性腫瘍や口唇粘膜の疾患に有用であり、創部の破壊や炭化を抑えた処置が短時間で可能になりました。
より痛みや侵襲の少ない短時間での治療が可能となりました。
■ルビーレーザー(Q-SW ルビーレーザー IB101)
ルビーレーザーの光は、正常な皮膚や血管にはほとんど吸収されず、メラニンなどの色素によく吸収される性質があります。
そのため、正常組織へのダメージを最小限に抑えながらシミ・アザ等の色素を選択的に破壊し治療します。
また傷跡を残す心配がほとんどありません。
- ルビーレーザー治療の特徴
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・痛みが少ない治療です
・治療が短時間で済みます
・瘢痕がおこりにくい治療です
・正確で微細な治療ができます
・正常な皮膚組織へのダメージを最小限に抑えます
・外来通院で治療ができます
自費診療時の料金 | |
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1ショット | 100円 |
100ショット | 10,000円 |
200ショット | 20,000円 |
※保険適用となるシミ・アザもあります。詳しくは医師にご相談下さい。
■治療のメカニズム
- ①シミ・アザ
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シミやアザは皮膚のメラニン色素の異常な増加によって生じます。
増加の度合いや深さにより茶・青・黒に見えます。
- ②レーザー照射
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ルビーレーザーの光はメラニン色素によく吸収されるので、正常組織のダメージを最小限に抑えながら、メラニン色素を選択的に破壊します。
- ③色素の排出・吸収
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破壊された色素は、皮膚の浅い部分にある場合は数週間のうちに体表に排出されます。
皮膚の不快部分の色素は、数ヶ月のうちに組織に吸収されます。
- ④治療後
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破壊された色素の排出・吸収が進むにつれて、シミ・アザの無い正常な肌に近づきます。
■よくあるご質問
- 痛みはありますか?
- 麻酔をするので、痛みはほとんど感じません。痛みに弱い方は医師にご相談ください。
※痛みの感じ方には個人差があります。
- 出血しますか?
- 出血はほとんどしません。
- レーザーは何回照射するのですか?
- 通常は1回ですが、治療する部位が多い、または大きさや深さによって数回に分けて治療することがあります。
- 治療後、メイクはできますか?
- メイクはできますが、治療した部位はかさぶたが取れてからになります。
- かさぶたはどれくらいで取れますか?
- 治療した大きさや深さによって違いますが、通常は1~2週間ほどでかさぶたが取れます。
- 治療後、注意することはありますか?
- ばんそうこうを取った後は、こすったり日焼けをしないようにしてください。
その他、医師の指示がある場合はそれに従ってください。
■症例
・老人性色素斑
・太田母斑
・青色母斑